書類・カードの四隅検出は学習済み OSS の DocAligner で解ける — 複数枚は ROI 単位適用、軽量版 5MB で実用
画像処理
機械学習
技術選定
知識
判断
写真内の書類・カード(名刺・身分証等)の四隅を取るタスクは、自前学習や古典 CV の輪郭抽出を組む前に、学習済み公開モデル DocAligner(DocsaidLab、Apache-2.0、ONNX 配布、pip: docaligner-docsaid)を試す価値がある。実測(名刺×机の実写・実機録画)での確認結果:
- 古典 CV(Canny+輪郭)が原理的に苦手なケースをそのまま解いた: 濃色カード×木目(境界が背景に溶ける)、白背景×白カード、手の影、モニタ越し撮影(モアレ+ブラー)のいずれも四隅が正確
- 軽量版 model_cfg="lcnet100" は約4.8MB・M1 CPU で 30〜45ms/推論。ブラウザ(onnxruntime-web)配布も視野に入るサイズ。大型版(fastvit_sa24・約80MB)と品質差は今回の用途ではほぼ見えなかった
- 制約: 1画像1ドキュメント前提。複数枚のシーンでは全体に掛けると1枚しか返らない。粗い存在検出(別手段)で ROI を出し、ROI 単位に適用する構成にすると複数枚も正確に取れる(ROI は対象より一回り広い程度で十分動作)
判断基準
- 「完全一致の学習済みモデルが無いから自前学習」と決める前に、近接ドメイン(書類/文字)の専用軽量モデルを手元の実データへ数時間で当ててから判断する(汎用 zero-shot 巨大モデルの流用が失敗した経験とは別物。ドメイン専用モデルは当たり率が高い)
- 精度が足りない場合もゼロからの学習ではなく既存モデルの fine-tune が近道になる
- ライセンスは pip メタデータで Apache 2.0 を確認済み(商用可)。採用前にモデル重みの配布ライセンスも確認すること