ライブ検出の変更は静止画単発でなく「録画フレーム列のパイプラインシミュレーション」で回帰検証する
テスト設計
画像処理
アルゴリズム
判断
運用
カメラライブの検出・追跡機能は、静止画での単発精度(検出率・位置精度)が全数合格でも、連続フレームでの時系列挙動(表示の点滅・トラックの作り直し・ガタつき)が壊れていることがある。単発精度と時系列安定性は別の品質軸で、後者は「検出の瞬断への耐性」「トラック寿命の設計」「非同期検証ループとの競合」に支配される(実例: 検証済みトラックの表示寿命をノイズの多い一次検出に握らせていたため、66msの瞬断で非表示・165msでトラック破棄され点滅していた)。
運用
- 実機録画をフレーム列(30fps程度)に展開し、ライブパイプライン全体(一次検出→トラッカ→非同期検証ループ)を同じ定数・同じ間引き・推論遅延の模擬付きでシミュレーションするハーネスを作る(別言語へのロジック移植でも可。定数は実装と同値を使う)
- 指標は時系列のものをとる: 対象全数を表示できていた時間割合、表示集合の変化(点滅・出入り)回数、登場トラックID数(作り直し)。単発精度の指標(検出率)では点滅は見えない
- 修正の採否は新旧設定の比較実測で判定する(実例: 2枚同時表示 16%→78%、出入り 39→6回を確認してから出荷)
- 録画に UI オーバーレイが写り込む場合はオーバーレイ色のマスク+inpaint で除去してから使う(残渣はノイズとして混入する前提で相対比較に限定)
判断基準
- トラック寿命・表示条件・検証ループの変更は、静止画テストが全数 green でもこの時系列ハーネスを通してから出荷する
- 検証器(高精度・低頻度)で確認済みの状態の寿命を、ノイズの多い高頻度一次検出に握らせない(生存は検証の成否で決め、一次検出の瞬断は時間で許容する)