1画像1対象の検証器を領域候補のROIに適用する構成では、失敗時に拡大ROIで再試行してから失敗と数える
画像処理
設計判断
アルゴリズム
知識
判断
「対象全体が画像に収まっていること」を前提とする検証器(1画像1ドキュメントの四隅推定モデルなど)を、軽量検出の領域候補から切ったROIに適用する構成には構造的な相性問題がある。領域候補が対象の一部(多色デザインで断片化したクラスタなど)しか捕えていないと、候補基準の定倍拡大ROIに対象全体が入らず、検証器は常に NULL を返す。この失敗をそのままカウントすると、実在する対象のトラックが繰り返し破棄され、特定デザインの対象だけ検出できない症状になる。
判断基準
- 検証失敗をジャンクの証拠と数える前に、より大きいROI(例: 通常2倍→失敗時3倍強)で一度だけ再試行する。過大側がsafeな検証器(全画面適用でも成立するモデル)でのみ使える手。
- 再試行は失敗時のみに限定すれば推論コストの増加は失敗経路だけに留まる。拡大ROIが元ROIとほぼ同じ(画面端でクランプ済み)なら再試行をスキップする。
- 拡大ROIは隣の対象を拾う可能性があるので、同一対象への多重枠統合(IoUマージ)と乗り移りガードが後段にあることを前提にする。
- 検証方法: 対象別の検出率を正解位置つきで採点すると、この型の偏り(特定デザインだけ低い)が検出できる。