新インフラ基盤への移行は、ユーザーゼロの新プロダクトを初代テナントにして枯らしてから本番プロダクトを移す
インフラ
マイグレーション
リリース安全性
判断
既存の本番プロダクトを新基盤(VPS・PaaS・コンテナオーケストレーション基盤など)へ移行する計画があり、同時期に新プロダクトの置き場も必要な場合、載せる順序で移行リスクを大きく下げられる。
判断
基盤構築だけを先行実施し、ユーザー・課金・外部連携(OAuth・webhook 等)を持たない新プロダクトを最初のテナントとして載せる。デプロイフロー・バックアップ・証明書・監視といった基盤運用を新プロダクトで枯らしてから、本番プロダクトの載せ替えに進む。
理由
- 移行計画をそのまま実行すると、本番ユーザー・課金・外部連携を抱えたプロダクトが新基盤の初検証台になり、基盤側の初期不良と移行作業のリスクが重なる。
- グリーンフィールドの新プロダクトは DNS 切替・データ移行・新旧並走が不要で、新規デプロイだけで済むため失敗コストがほぼゼロ。基盤検証の実地演習として最適。
- 新プロダクト側も置き場が即決まり、基盤整備が開発のブロッカーにならない(基盤が立つまではローカル環境で開発を進められる)。
適用条件
- 新基盤が複数プロダクトを載せる前提の共有基盤であること。
- 新プロダクトの信頼性要求が本番プロダクトより低いこと(ユーザーゼロ・収益ゼロの段階)。
落とし穴
初代テナントで枯らせるのは基盤運用(構築・デプロイ・バックアップ・証明書)まで。本番プロダクトの移行で初めて踏む領域(データ移行、秘密値の転記、webhook・OAuth の到達確認)は残るため、移行リハーサルは本番側の移行計画で別途担保する。