条件付きで起動する工程は起動しない — 本流の手順に置いて必ず実行させ、不要なら「対象外」と記録させる
運用
AI協働
プロセス改善
判断
運用
手順書に「X になったら Y をやる」と書くと、条件の判定者と実行者が同じ場合、Y は実際には一度も起動しない。手順の本流(番号付きのステップや起点の選択肢)に Y への入口が無い限り、実行者は既定の経路を選び続けるから。
症状
- Y の説明だけが独立した節にあり、番号付きの手順にも起点の選択肢にも登場しない
- 規律には「X なら Y へ切り替えろ」と書いてあるのに、既定の手順は常に別経路を選ぶ(規律と手順の矛盾)
- 実行記録に Y の欄が無いか、あっても空欄のまま残る
対処
- Y を本流の手順に置き、前段の結果を待たずに実行させる。条件判定を入口に置かない
- 不要なケースはスキップではなく**「対象外(理由)」と記録させる**。記録欄を空欄禁止にし、
実施(結果)/対象外(理由)/未実施を書き分けさせる - これで「回したのか、不要だったのか、忘れたのか」が後から判別でき、起動率を実測できる
適用と例外
実行コストが低く、スキップ判定が安い工程に向く。毎回高コストなら本流化ではなく、条件の判定を別の主体・別のタイミングに外部化する(自分で判定して自分でスキップできる形にしない)。
「使われない工程は廃止」との使い分け
利用実測ゼロの工程を見たとき、廃止する前に**「価値が無いのか、起動経路が無いのか」**を分ける。後者なら廃止ではなく本流化で直る。条件付き起動のまま廃止すると、本当は有効だった工程を「使われなかった」を理由に捨てることになる。