多色の矩形物は内部境界で輪郭が分断されるため、フィルタ別通過数で外周生成を診断する
テスト設計
画像処理
デバッグ
OpenCV
知識
運用
輪郭ベースのカード・書類検出では、対象が白地と濃色帯のように大きく色分割されていると、内部の色境界が強い閉輪郭になり、対象全体ではなく各色領域が別々の矩形候補として生成されることがある。各部分の外接矩形は横長・縦長になりやすく、全体なら正しいはずのアスペクト比フィルタで両方とも除外される。時間方向の安定化や欠落許容を調整しても、単一フレーム候補が0件なら改善しない。
診断方法
最終検出件数だけでなく、輪郭抽出経路ごとに raw輪郭数から、面積、画面端、アスペクト比、形状、内部テクスチャ、ピントの各フィルタ通過数を順に記録する。最初に0件になる段を特定し、その直前の候補について外接矩形、面積比、アスペクト比を出す。対象の上半分と下半分に相当する横長矩形が別々に残っていれば、閾値不足ではなく全周外枠の未生成が原因と判断できる。
判断基準
部分輪郭しか生成されていない場合、アスペクト比を緩めると内部の帯や文字ブロックまで候補化するため初手にしない。まず前処理・輪郭結合・線分ベースの外周復元など、対象全体の外周候補を生成する段を改善する。検証は多色境界を持つ実画像で、期待する全体矩形が単一フレーム候補に入り、その後に時系列安定化が成立することを別々に確認する。